夏の全運会に向け瀋陽空港T3が8月15日開港 インフラ充実でより活気づく瀋陽
夏の全運会に向け瀋陽空港T3が8月15日開港 インフラ充実でより活気づく瀋陽
2013年8月12日から瀋陽を訪れています。今回は、丹東から直接移動しています。白タクの男性ドライバーと女性乗客がまるでドリフようなのコントを見せてくれながら約3時間で到着です。この丹東と瀋陽間にも高速鉄道の建設が進んでいます。
8月の瀋陽は大連よりも暑いですが内陸らしいカラッとした気候です。
改修を終えたばかりの瀋陽駅の近くには世界最大規模のコリアンタウン西塔があります。西塔だけで朝鮮族が1万人住んでおり、韓国雑貨や食品の店、飲食店、娯楽施設などが密集しています。西塔にも北朝鮮レストランが5、6店舗あり、それぞれでステージショーが行なわれます。経済力の差か韓国関連のものが主流です。
宿泊した七宝山飯店では、朝鮮中央放送を視聴することができ、この日はブラジル対イタリアのサッカー中継が放映されていました。北朝鮮が第三国の試合を中継することは非常にまれです。翌朝はホテル前で北朝鮮女性従業員が体操をしていて、通りを行き交う人たちの足を止めていました。恥ずかしいのかマスゲームように動作がそろっておらずバラバラですが、その方が人間味があっていいかもしれません。
この夏、瀋陽では大きなイベントがあります。第十二回中国全運動会です。日本では国体のような全国規模でのスポーツイベントです。それに向けて春から瀋陽駅、瀋陽北駅、空港などが整備、拡張工事が進められていました。13日に瀋陽桃仙国際空港を訪れた時は、従来のターミナル2に国際、国内線の全便離着陸していました。
空港から市内へ向かうとき2日後に開港予定の新T3前を通ると、これは無理ではと懸念するほどの状態でしたが、17日に瀋陽空港へ戻ってくると、見事に開港していました。1部エスカレータやエレベータは使用していませんでしたが、突貫工事で間に合わせたのでしょうか。さすがは中国です。建物内は広々として近年開港している国際空港を比較しても遜色ありません。
T3は年間1,750万人の利用ができます。さらに、今後、第4滑走路まで3本の滑走路を増設し2020年には2,500万人が利用できる巨大空港を目指しています。実現すれば、中国6番目の規模となります。なかなか今の日本では新空港の開港雰囲気を味わうことはないのでワクワクします。T3へ全面移管された旧T2は利用を停止し、T1とともに取り壊してを生まれ変わるそうです。
また、T3には路面電車(トラム)が開通しています。試験運行のため全運会が終了するまで運賃は無料で、空港と選手村を結ぶ路線を先行開通させたようです。瀋陽のインフラも大きく変わってきています。
慶次郎
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